原発被害と風評被害

 福島第一原子力発電所の事故により、福島県の農産物や酪農品、さらには漁業にも重大な風評被害が発生しています。
 また福島県の有名な観光地である会津や喜多方等の観光にも重大な風評被害が生じている、との報道もあります。
 原発事故と風評被害については、すでに平成11年9月に発生した東海村JCO臨界事故により周辺の納豆製造会社が風評被害を受けたとして、JCOに対して原子力損害賠償法等に基づき損害賠償請求訴訟を提起した事例が参考となります。
 同判例においては、風評被害原子力損害賠償法による損害と認定しつつ、その損害の範囲を相当因果関係により限定しています。
 当ホームページの「風評被害の判例」をご参照下さい。