銀行のtyranny（横暴）

金融機関、その中でも銀行に対する見方は、私達弁護士と一般の方々との間には少なからぬ相違があるのではないか、と思われます。
銀行は、融資先の中小企業に対しては優越的地位にあり、その権限を濫用しているのではないかと思うことが度々ありました。
かつての倒産事案の中では、銀行の連帯保証や担保の取り方について疑義が存するものがあり、又、倒産直前の逃げ足の早さや債権回収のなりふりかまわない姿は、普段のバンカーの姿とは全く異なるものでした。
また、変額保険や三井住友銀行金利スワップ事件においては、その優越的地位の濫用が明らかになったものです。
そして、最近でも銀行の中小企業への融資の貸しはがしや通貨オプション取引の強制等、目に余るものがあります。
そこで、近日中に当事務所のホームページに「銀行のtyranny」というコーナーを設けて、銀行の取引についての法律上の問題を解説してみようと思っています。
ご興味のある方は、もう少しお待ちのうえ、是非ご覧願えれば幸いです。