競争法フォーラム年次大会開催(11月26日)

独占禁止法に関する法律実務を扱っている弁護士等の集まりである競争法フォーラムの年次大会が、11月26日、霞が関コモンゲート西館にある霞山会館で行われました。
当日は、基調講演として「改正独禁法の運用方針について」と題して、公取委経済取引局長からのスピーチがありました。そして、更に、平成21年改正独禁法の目玉の一つである「排除型私的独占に関する指針をめぐる論点」と題して公取委企画室長からのお話しもありました。
さすが改正法の立法担当者のお話だけあって、なるほどと思う話しもあり、大変参考となりました。
ただ、排除型私的独占という行為類型については、過去の審判例等を参考にして指針が作られていると思われますが、平常の営業行為との境目が判然としない面もあり、少なくともシェアが50%を超える業界のリーディング・カンパニーとしては、この境目を意識した独禁法コンプライアンス・プログラムの更なる改定が必要と思われました。