石川県土木工事談合−公取委立入り検査


 公正取引委員会は、石川県と輪島市が発注していた能登半島地震(平成19年)の復旧土木工事等に関し、地元建設業者が談合をくり返していたとして、約30〜40社及び鳳輪建設業協会に立入り検査に入りました。
 輪島市珠洲市の土木建設業者では、数十年前から県や市の発注する土木工事の入札で、談合がくり返されていた、との報道もありました。
 地方の土木建設業界では、いまだに談合は必要悪として行われている所もあると聞くことがあります。そして、地方の経済は土木建設業が大きなウェートを占めている所も多く、政治の世界とのつながりもあり、談合の根深さを感じます。
 そういえば、今、NHKテレビでは、土曜日の夜9時から「鉄の骨」というドラマが放送されていますが、これは建設業界における談合を正面から取り扱っています。入札、談合、チャンピオン、落札という言葉が飛び交い、一面のリアリティを見せつけられます。