ヤバイ取引とコンプライアンス


企業における株取引、金融デリバティブ先物取引、FX等、本業とは異なる取引により利益を上げる場合や、巨額の損失が出た事例をみかけます。
さらには循環取引等の問題も報道されています。
また、世間では優良企業といわれている大企業が、談合や価格カルテル行政処分を受けている例も枚挙にいとまがありません。
社員個々人をみると、それなりの方々なのに、何故という気持ちになることがあります。
ここ10年位前からでしょうか、しきりに企業法務の分野でコンプライアンス法令遵守ということが大きく取り上げられています。企業においても法令を守ることは当然なことなのに、何故コンプライアンスや内部統制システムの構築が要請されるのか。
それは、人の見方そのものを性善説から性悪説に転換し、システムとして法令を遵守しようとの試みの一つでもあると思われます。勿論アメリカの影響による面が強いものです。
ふと、その効果は如何に、とも思える今日この頃です。