返済猶予法、いよいよ執行へ

12月4日、返済猶予法、正式名称は「中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律」が執行されました。
この法律は、国民新党代表の亀井静香金融相がかねてより主張されていた法律ですので、民主党への政権交代後早期に法律として成立し、年内に執行されることとなり、そのスピードに驚かされます。
この返済猶予法の内容をみると、中小企業や住宅ローンの借主から申込みがあったときは、金融機関はできる限り貸付条件の変更等の適切な措置をとるよう努力義務を負うものです。
当初言われていたモラトリアムとは制度的にかなり異なるものでありますが、この金融機関の努力義務がどこまで効果的なものか、今後を見守りたいものです。
なお、近日中に当事務所のホームページにおいても、この中小企業等金融円滑化法についての解説を掲載する予定ですので、ご覧願えれば幸いに存じます。