幸警察署パワハラ自殺事件−訴訟提起


川崎市の幸警察署において、上司からの執拗なパワーハラスメントによって部下の警部が自殺に追い込まれた事件につき、私達はご遺族の代理人として、神奈川県と上司、署長を相手とした国家賠償請求等訴訟を横浜地方裁判所に提起いたしました。
この訴訟に先立って、昨年12月、私達は、ご遺族のご意向により、神奈川県警と上司に対して、次の3つの要望を書面にて通知いたしました。
(1)誠意ある謝罪文と損害の賠償
(2)上司に対する厳正な処分
(3)再発防止策の実施
しかし、神奈川県警と上司からは何等の返答もなく、被害者の死を無駄にしたくないとの遺族の思い、警察官に誇りを持っていた被害者の意向をもふまえ、上記訴訟の提起に至ったものであります。