会社の破産申立

会社の破産申立は、従前から相談を受けついに破産申立に至る事案や、月末の支払手続が決済できずサドン・デスで破産申立を急ぐ場合等があります。
今回は、近日中の不渡の手形が必至の状況のため、不渡りが出る直前に破産の申立を至急することとなりました。
会社の破産申立には、債権者名簿の作成、財産目録や清算時賃借対照表の作成、財務諸表の準備、申立書の作成のみならず、社員の全員の解雇手続、債権者への申立通知等、申立迄になすべきことが多数あります。
そのため申立迄の間に土曜日や日曜日があると、その準備のために事務所に出勤し、又、会社の現状を把握するために現場に行くことも度々あります。
申立のX-dayを設定し、会社の幹部の方々と準備を進め、申立日には社員を集め、破産申立に至った事情や、労働債権の破産法上の取り扱い、離職手続等を説明し、私物の持ち帰りをお願いして、会社を閉鎖します。
このときが辛い一つの山場です。
申立後、裁判官と面接をし、破産管財人へと引き継ぎを行います。
当ホームページの「会社の破産申立」等もご参照願えれば幸いです。