日本ヤフーとグーグルが提携

 日本のヤフーとグーグルが提携すると発表されました。検索のシェアでは約9割を占めることになり、ネット広告や営業の面で競争を阻害するおそれがないか懸念されます。
 日本での検索では、ヤフーが53%、グーグルが37%と両社あわせると9割位となります。私自身とすれば、ヤフーで検索し、余り情報が出なければグーグルにあたってみるというやり方をとっていただけに、今回の業務提携はちょっと違和感を持ちます。
 検索エンジンをグーグル製に切り替えても、広告や営業面で日本ヤフーとグーグルが競争関係を保ちうるのか疑問なしとしません。
 公正取引委員会は、本件が業務提携であり、合併や株式の取得ではないためか、企業結合の問題としては取り上げないようではありますが、ネット広告や営業面において競争制限的行為がないか、検討しなければならないのではないでしょうか。