夏期弁護研修−in軽井沢

 夏の弁護研修が軽井沢で行われました。
 今回は、独占禁止法に関する弁護の研修で、テキストは最近改訂された「経済法判例百選」(有斐閣)を使用しています。
 秋の慶應義塾大学法科大学院ロースクール)の講義では、この経済法判例百選をテキストとして使用しつつ、具体的事例の中から独禁法上の論点を抽出し、これをソクラテス・メソッドで進めていきます。毎回の講義が90分、その最初の10分〜15分位は私が実務上取り扱っている事案を学生に直接問いかけ、回答を求めます。実務における難しさと楽しさを実感として味わってもらいたいと思っています。
 その後は、百選の事例を1回で12〜13問位質疑応答で進めていきます。1事例約5分位なので、私からの質問の精度の高さが求められます。そして、これに対する回答の中から、重要論点を集中的に考えてもらいたいと考えています。
 軽井沢の研修の成果を秋からのロースクールの講義に生かしたいものです。