液晶パネル国際カルテル―アメリカ民訴、420億円で和解

 液晶パネル国際カルテルについては、シャープがアメリカ司法省にすでに罰金約115億円を納付済ですが、今回はニューヨーク州等や消費者が提起していた民事訴訟に関して、シャープ、サムスン電子(韓国)、奇美電子(台湾)等7社が計約420億円を各州や消費者に支払う和解が成立しました。
 シャープの今回の和解金は約90億円と言われています。
 日本の訴訟では、独禁法違反の民事訴訟で数百億円の和解額は聞いたこともない位の巨額のものです。
 訴訟社会、アメリカの姿を見せつける裁判とも言えるでしょう。
 日本の常識が、アメリカの社会、特にアメリカの訴訟社会では通用しない顕著な一例とも思えます。
 当事務所のホームページの「国際カルテル」もご参照下さい。